WordPressをビジネスに活用!ECサイトなどの作成事例

WordPressはもともとブログを書くためのアプリケーションですが、非常に高い汎用性をもっています。ビジネス用のウェブサイトの構築も問題なく可能です。実際、企業サイトのデザインにWordPressを使っているところもあります。そうはいっても、ビジネスでサイトを運営している人でも、WordPressの活用法についてよくわからない人もいるでしょう。この記事ではビジネスとWordPressについて考察し、おすすめのブラグインや、会員制サイト・ECサイトなどの活用事例を紹介していきます。

WordPressがビジネスサイトに向いている理由

WordPressがビジネスサイトに向いているのには、5つの理由があります。1つ目は、カスタマイズ性が高いということです。WordPressはオープンソースのスクリプト言語php(Hypertext Preprocessor)で書かれています。これは、phpのコーディングスキルがあれば、比較的簡単にカスタマイズできることを意味しています。phpの他に、HTMLとCSSの扱いに慣れていれば、プラグインに頼ることなく、本格的なウェブサイトを構築することができます。

2つ目は、テンプレートが多いということです。WordPressでは、ベージの表示に使います。たとえば、あるWordPressで作られたウェブサイトあてに、ユーザーからのページ表示リクエストがあったとします。すると、WordPressはウェブサーバ上にあるコアファイルやインストールしてあるプラグインを読み込むのです。次に、データベースに保管されているデータを受け取ります。ここからユーザーのモニターにページを表示するのですが、受け取ったデータは、テーマが保持しているテンプレートファイルの書式に従って表示されるのです。このようなテンプレートは3種類あり、また、サイト管理者が既存のテンプレートファイルを修正することも可能で、新規に作ることもできます。これは「カスタムテンプレートファイル」と呼ばれます。要するに、テンプレートファイルの種類も多く、体系的に整理されているのがWordPressの特徴のひとつなのです。

3つ目は、プラグインで様々な機能を追加できるということです。ウェブサイトは、HTML、CSSやphpで書かれたコードに従って動作します。ところが、WordPressではコードが書けなくてもビジネスで使用できるレベルのサイトが比較的に容易に構築できます。それは、コーディングと同じ操作をドラッグ・アンド・ドロップで実現するプラグインが充実しているからです。さまざまなプラグインが、多くは無料で入手できるため、ウェブデザイン初心者であっても、コストを掛けずに高いレベルのウェブサイトを作ることができます。

4つ目は、直観的に操作することができるからです。ウェブサイトはWordPressを使わないで作成することもできます。しかし、その場合の更新作業はコーディングの知識を持っているエンジニアに依頼する必要があります。一方で、WordPressベースのサイトであれば、データの更新作業はブログ感覚で可能になるため、サイト管理者自身でアップデートできるのです。また、サイトのカスタマイズについても、プラグインと同じようにウェブデザイン初心者に使いやすい操作環境になっています。たとえば、ウィジェットを使えば、コーディングのスキルが十分になくても、サイトのカスタマイズが進められるのです。

5つ目は、デザイン性が高く、ブランドイメージに合ったサイトが構築できるということです。WordPressでは、オリジナルデザインのサイトを立ち上げるときに、最初からデザインする必要はありません。既存のテーマを使えば、文字とグラフィックのデータを使って、クオリティーの高いサイトを迅速に立ちあげることができます。また、オリジナルなデザインのサイトにしたければ、既存のテーマをカスタマイズすればよいのです。コストを掛けずに、デザインの良いサイトをすばやく立ち上げることができるのがWordPressなのです。

WordPressでビジネスサイトを作成するデメリット

コストやスピード面でビジネスサイト向きのWordPressですが、デメリットもあります。それは主に以下の2点です。1つ目は、ハッキングされる可能性があります。ハッキングとは、コンピュータやネットワーク技術に関して、高度な専門知識を持った専門家が行う不正行為です。本来アクセス権が付与されていないネットワークや端末に侵入して、データの改ざん、取得、消去などを行うため、サイト管理者にとっては迷惑な存在です。WordPressはオープンソースプログラムであるため、技術情報が公開されています。

このことは、ポジティブに見れば、善意を持ったエンジニアがコラボレーションで開発を進める際に大きな力になります。逆に、悪意を持ったハッカーにとっては、不正アクセスが容易なプログラムとみなされる可能性が排除できません。そのため、WordPressはセキュリティーに問題があるという指摘もあるのです。ビジネスでは、顧客の信用が重要であるため、ウェブサイトには一般的に高度なセキュリティーが求められます。しかしながら、ウェブサイト保守管理会社にセキュリティー管理を依頼すれば、それなりの出費が必要になります。もし、コストの面でWordPressでビジネスサイトの構築を選択するのであれば、サイト管理者として十分にセキュリティ対策を取っておきましょう。対策のポイントとしては、管理画面やサーバーへのアクセス制限、.htaccessファイルの活用、定期的にバックアップをとる、などがあります。

2つ目は、非公式のツールでは不具合が生じる可能性があります。WordPressはオープンソースのCMSです。CMS(Content Management System)は、コンテンツ管理システムと呼ばれ、コーディング不要でウェブサイトを運用管理できるソフトウエアです。そのため、公開された技術情報をもとにして、コーディング不要でCSSを編集できるものなど、さまざまな無料プラグインが提供されています。また、それがWordPressの魅力にもなっているのです。

しかしながら、無料のプラグインを使っていて不具合が発生し、損害が出たとしても保証はありません。もし、ビジネスサイトで損害が発生し、顧客にまで影響が及んだ場合、保証は得られず、信用も失う可能性があります。このような非公式のツールに対する対策としては、低コストで済ませるとすれば、公式のツールのみを使う方法があります。コストをかける余裕があるのなら、WordPressに強いウェブサイト保守管理会社と契約して、問題が発生したときに対応してもらうとよいでしょう。

ビジネスサイトが活用されている事例

WordPressによるビジネスサイトが活用されている事例は次のような業界に見られます。1つ目は、企業系のサイトです。企業のサイトでは、事業内容や株主向けの投資情報、またCSR情報や採用情報にすばやくアクセスできるようなメニュー構成が一般的です。たとえば、「オリエンタルランド」のトップページでは、まずモニター表示幅いっぱいに広がるスライドショーによるイメージギャラリーが目を引きます。そして、その上下に会社概要や投資情報、またトップメッセージや会社の歴史などが、コンパクトに配列されています。

2つ目は、WEBメディアやニュースサイトです。これらのサイトは、大量の情報をいかにすばやくユーザーに伝えられるかを考えたページ構成になっているのが特徴です。情報は文章がメインなのですが、それだけでは読みにくくなるため、写真などのグラフィック情報がうまく組み合わされた画面構成になっています。例えば、「WIRED.JP」のサイトでは、サムネイル画像つきの一覧表示画面がトップページを構成しています。それぞれの記事は、読みやすいところで改行されるように幅が制限されているのです。

3つ目は、商業施設・学校です。商業施設や学校では、ウェブサイトでの情報発信がメインではなく、あくまで広報活動の一環として運用されている傾向にあります。ウェブサイトに掲載された情報によって、実際に来店や来校を促すことがサイトの目的となっているのです。たとえば、「東急プラザ表参道原宿」のサイトでは、トップページの右コラムには営業時間、アクセスが明示されています。中央コラムの情報はサムネイル付きの一覧表示で、記述内容には来店を促すフレーズ「スタッフ一同おまちしております」や「店頭で御覧ください」などが並んでいます。

おすすめのビジネスサイトの作り方

ビジネスサイトをWordPressで作る場合は、次のような点を工夫するとよいでしょう。
1つ目は、大きなヘッダーやロゴを挿入する点です。ユーザーの視点を誘導するアイテムを「アイキャッチ」と呼びます。企業のロゴやコーポレートカラーを配した大きめのヘッダーは、トップページを開いたときに、最初のアイキャッチになるように目立たせましょう。2つ目は、ギャラリーやスライド機能を使って画像を効果的に使用する点です。PCでの表示の場合、スライド機能はよく使われます。ただし、あまり過剰な演出は直帰率や離脱率を高めてしまう可能性がある点に注意しましょう。

3つ目は、テーマやメニューごとに読みたい記事を見つけやすい構成にする点です。とくに、トップページの構成をシンプルにする必要があります。発信したい情報が多い場合、1つのページに詰め込みすぎると、ユーザーは離脱しやすくなります。情報を整理して、必要があれば別のページへのリンクで対応するとよいでしょう。4つ目は、新作商品などをトップページなどに目立たせる点です。ビジネスサイトではトップページデザインの定石があります。ページのトップに写真のスライドショーを流しておき、その下に一覧表示を持ってきて、新着情報や新作商品を時系列で表示させるというレイアウトです。

5つ目は、サービスメニューや関連先のリンクをわかりやすいように表示する点です。サービスメニューやリンクは、企業の規模が大きくなるにつれて複雑になり、情報量が多くなります。そうした場合は、別ページを設けて、トップページにはリンクを乗せるだけのほうがスッキリしたデザインになります。

ビジネスサイトにおすすめのプラグイン

ビジネス目的のウェブサイトであれば、SEOなどに配慮したり、ユーザーからのアクセス状況を解析して、コストパフォーマンスを意識する必要があります。そのためにおすすめのプラグインを2つ紹介しましょう。1つ目は、Yoast SEOです。SEO(Search Engine Optimization)は、自社のウェブサイトがサーチエンジンの検索結果の上位に表示されるようにとる対策です。ユーザーは検索結果の上位から情報を取得する傾向があるため、競合他社の多いビジネスを行う企業のサイトでは、最も重要な改善ポイントになっています。Yoast SEOは、そのようなSEO改善に特化した、幅広い設定が可能なプラグインです。

ソーシャルメディアと連携させた設定や、パンくずリストの設置、Googleサーチコンソールとの連動など、このプラグインで基本的なSEO対策ができます。Yoast SEOの導入手順は、まずインストールして有効化します。うまく有効化されていれば、管理画面の左コラムに「SEO」ボタンが表示されるはずです。クリックすると各種設定のためのプルダウンメニューが表示されます。例えば、ソーシャルメディアとの連携を取るには「ソーシャル」をクリックして開く編集画面で操作するのです。「アカウント」タブの中にある「ソーシャルでのプロフィール」欄にFacebookやTwitterのURLやユーザー名を入力します。詳細な設定は、それぞれのソーシャルメディアごとのタブが用意されています。なお、チュートリアル動画などのヘルプが充実している点は、WordPressサイト管理初心者には見逃せないポイントでしょう。

2つ目は、JetPackです。このプラグインは非常に多機能で、アクセス解析・関連記事・ソーシャルメディアとの連携など30を超える機能が満載されています。JetPackの導入手順は、まずインストールして有効化します。すると設定ボタンが表示されるので、そこでJetPackアカウントを作成しましょう。これはWordPress.comとJetPackを連携させるアカウントです。すでにWordPress.comに登録していれば、そのIDでログインします。ログイン後に料金プランを選択すると、WordPressの管理画面に戻ります。左コラムに「Jetpack」ボタンができているはずです。クリックして「おすすめ機能の有効化」ボタンを押すと、ひとまず設定が完了します。個別機能の設定は、左コラムの「Jetpack」ボタンを押すと表示されるプルダウンメニューの「設定」から行います。例えば、SEOツールやGoogleアナリティクス関連の設定画面は「トラフィック」タブ内に配置されています。

【事例1】会員制サイト

ビジネス系ウェブサイトの中では「会員制サイト」が注目されています。企業が顧客を得るためには、広告宣伝費を投入して、商品やサービスの公知性を高めるのが一般的です。ところが、この会員制サイトは、広告費をだすことなく、大規模な会員数を獲得することができます。会員制サイト構築用のアプリケーションもありますが、WordPressで作ることも可能です。WordPressにはパスワード設定や、会員ごとに異なるアクセス権を付与できるメンバー管理の仕組みが標準で実装されています。簡単な会員制サイトであれば、プラグイン不要ですぐに作れるのです。

【事例2】EC サイト

Amazonなどのインターネットを使った通信販売が急激に売上を拡大しています。このような業態を支えるウェブサイトが「ECサイト」です。ECとはElectronic Commerceの略で、日本語では電子商取引と呼ばれています。ECサイトは、自らサイトを構築する方法と、既存のECサイトに出店する「モール型」を選べます。前者の場合、WordPressでECサイトを構築することが可能です。その際のポイントとしては、マーケティング戦略を十分に検討する必要がある点です。

既存のECサイトで同じものが買える場合、知名度の低いサイトで売上を上げることは難しいでしょう。そこで、自社ECサイトでしか買えない価値を訴求する必要があるでしょう。販売する商品やサービスに対して、ユニークな価値を与えましょう。また、ECサイトに関しては、Amazonや楽天などが存在するため、これから開業するのであれば「後発者利益」を取る戦略を立てることになります。その戦略の中にWordPressのECサイトを組み込むという視点が成功の鍵になるでしょう。

まとめ

汎用性の高いWordPressによるウェブサイトは、ビジネスサイトを作成するためのツールとして大きな可能性を持っています。バリエーション豊富なさまざまなプラグインを活用することで、業態に合った機能を付加することができます。既存の会員制サイトやECサイトなどを十分に研究して、WordPressを使った訴求力の高いビジネスサイト構築を目指しましょう。

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